日本の家は中途半端な断熱が行われ、十分でない気密性が備えられました。いくら風が通るように窓をつくっても、家のすみずみまで換気することはできません。日本が高温多湿であるということは、原理原則です。変わることはありません。当然、家の内部のあちこちに湿気や結露がたまり、カビやダニが発生して、やはりアレルギー性疾患の温床となってしまいました。私は家も「生きもの」だと思っていますから、そこに住む人間が不快で病気になるような家は、家も病気になります。
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地面から上がってくる湿気や、生活のなかで抑えることのできない結露が、急速に家をいためていきます。15〜20年もたてばどんな家でもリフォームが必要になり、家の寿命は長くても30年というのが当たり前になりました。戦前の大工さんが聞けば信じられないことかもしれませんが、現代人の「頭」は、それを常識と思い込んで、せっせとローンを組んでは目的を見失った家を購入していたのです。